旭川出身者の活躍
◎西本夏生 Natsuki Nishimoto(ピアノ)
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第1回サン・ジョヴァンニ・テアッティーノ国際ピアノコンクール第1位、第6回カンピージョス国際ピアノコンクール第2位、2015年マルタ国際ピアノコンクール第2位、第13回スペイン人作曲家国際ピアノコンクール第3位、第15回ホセ・ロカ国際ピアノコンクール第3位等、数多くの賞を受賞。2010-2015年にはスペインに拠点を置き活動し「日本人でこんな風に、真のテンペラメントを持ってスペインものを弾いた人を見た事がない!」と現地にて高く称される。帰国後、在日本スペイン大使館にて開催されたコンサートは満員の聴衆に迎えられ「El concierto fuetodo un éxito.(コンサートは大成功)」(スペイン大使館)を収めた。
日本でも人気の高い作曲家、ニコライ・カプースチン自身と直接に交流をもつ数少ないピアニストの一人として国際的に知られている。2012年にはカプースチン本人より2曲のピアノデュオ曲「Three for two op.145」「Capriccio op.146」が献呈された(2014年4月4日世界初演)。
また、同年カプースチンの四手作品のみに焦点を当てたアルバム「piaNA plays Kapustin」をピアノデュオpiaNA(佐久間(松本)あすか・西本夏生)としてフランスArtist Label社よりリリース。2017年にはサルバドール・ブロトンズ指揮、バルセロナ市ウィンドオーケストラとの共演でカプースチン「ピアノ協奏曲第6番」のヨーロッパ初演を果たし、その様子は現地のラジオ局カタルーニャラジオにて放送された。
2018年には作曲家・千住明が音楽監督を務めた「蜜蜂と遠雷~リーディング・オーケストラコンサート~」にピアニストとして参加。また、同年ドビュッシー没後100年を記念してリリースされたピアニスト・文筆家の青柳いづみこ企画・監修のアルバム「クロード・ドビュッシーの墓」に参加し、「レコード芸術」誌にて特選盤に選出された。
これまでにÇukurova State交響楽団(トルコ)、Northen Rhin Westfallen Orchesterzentrum Chamber Orchestra(ドイツ)、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団等数々のオーケストラとの共演を重ねる。国内外にてソロ・室内楽など多岐に渡って演奏活動を行っている。北海道富良野市出身。旭川東高等学校卒、早稲田大学卒、東京藝術大学大学院修了。スペインにてカタルーニャ高等音楽院、カステジョン高等音楽院の両修士課程を修了。
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【Official Website】
http://www2.furano.jp/natsuki/
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